主宰近詠 遇つたことなき祖父

admin 10月 5th, 2007

雑誌『夏潮』2007年10月号より

早梅や遇つたことなき祖父の墓
薄氷に触れて引つ込む靴の尖
発電所遠く灯り獺祭る
獺はしたたりながら祭りけむ
紅梅や忙しがりて来ぬ娘
霧笛舎の影水仙に及ぶかな
春風が夕風となり智恵子の碑
ながれこみ来たる朝日に浜千鳥
濡れ砂に千鳥の胸の映るかな
その中に千鳥といふは幼な顔

No Responses to “主宰近詠 遇つたことなき祖父”

  1. Mr WordPresson 17 7月 2007 at 20:26:48

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