俳句結社 夏潮
句会、講座、初心者入門案内
花見
最新ニュース
俳句を始める方へ
俳誌『夏潮』から
句会吟行会
『夏潮会』入会案内
主宰紹介
お問合わせメールはこちら
「夏潮」小諸の田植会
(2009.05.30) 和子 記
五月三十日(土)、昨年に引き続き、小諸、小山家「俳諧田圃」の田植に参加する。
東京は時折強い雨の降る不安定な天気であったが、小諸に着く頃には雨も止み、
与良館で着替えをしていると、「春潮」の方々も到着。
皆でにぎやかに田圃へ向かう。
田圃の端には去年はなかった畦がきれいに出来ており、歩板も敷いてある。
私達が少しでも移動しやすいようにとの小山さんのお心遣いである。
田植の説明をうけて、早速、手に手に早苗を持って田へ足を踏み入れる。
筆者は昨年、水が冷たかったので、今回は長靴で入ってみたのだが、すぐに足をとられて失敗。
結局、五本指靴下のまま入ることとなる。
水は思ったより温かい。早目に水を入れて水温を上げておいてくださったのだ。
感謝。
苗配りのお手伝いはお孫さんの五歳の坊やだ。
さて、縄に添って苗を植えてゆく。
早苗束が宙を飛んでくるのを、はっしと受けとめて、なお植える。
受け取りそこなうと頭から泥飛沫を浴びることとなる。
「わーっ」と声がして誰かが転んでいる。
「わーっ」と声がしてまた転ぶ。
「私、すごく田植に向いているみたい」の声。
筆者はすぐに腰がいたくなって「農家の嫁は務まらない」と再認識
(…すでに姑か…)。
四十分ほど田植体験をして道に上がる。
あとは田植機「さなえ」の出番。
「じいちゃんの機械はかっこいいんだよ」と坊やの言う通り、働き者の「さなえ」はどんどん植えてゆく。
そこへ諏訪から六平氏到着。遅い。
もう終わったよ。
手足を洗って、俳句を作っていると、うどんが届いて早苗饗。
お酒と、白い豆の入った強飯のおにぎりをいただく。
美味しい。
「春潮」の方々は温泉に行かれるということでバスでご出発。
「夏潮」組は小諸の芳輝さん、佐久の祐子さんとご一緒に俳句会。
句会の話題は、この小諸では田植えを大切に「お田植」と言うが、
季題として「御田植」というと伊勢や住吉の神事となってしまうこと。
「代田」「植田」「青田」と細かく区別されている名称を俳句の中でどう使うか等であった。
終了後、虚子記念館の句屏風二種の展示を拝見して帰途についた。
一枚の田植濁りを湛へたる 本井英
早苗糸二尺二寸の幅に張る 芳輝
一枚に水輪あまたや田植まつ 祐子
植ゑをへて代田とたんに広々と 六平
急降下の燕植田の水たたく 早苗
アイリスの揺れのまちまち墓地隣り 晶子
玉苗の溺るるばかり水漬きをり 和子